• NEXT HERO運営チーム

障がい者の「在宅勤務」で戦力的な雇用へ



■執筆者:NEXT HERO在宅ワーカー


私は発達障害者で、体調の波が不安定です。特に電車やバスなどの交通機関の利用が大の苦手で、それだけで体調を崩していました。そのため、普通の方法では仕事ができないと考えて、在宅勤務(テレワーク)という働き方を選びました。

働きたいという意思に関係なく、さまざまな事情から通勤ができないために、就業の機会を失っている障害者は少なくありません。逆に言えば、通勤しない働き方であれば負担は大きく軽減され、安定的に仕事を続けられる可能性が高いのです。また、通勤とは関係のない特性や大きな調子の波があったとしても、自宅で体調を管理しやすくなります。

とはいえ、障害を持つ就職希望者自身もまた、在宅で働くための準備が必要です。PC・タブレット等の仕事に必要な環境とそれらの使い方について学ぶのはもちろんですが、自身の障害から来る得意・不得意、そして必要な配慮について、企業側に正しく伝えていくための方法を考えなければなりません。通勤できない障害者とそれを受け入れる企業、双方の努力によって在宅勤務は成立します。

オンラインコミュニケーションを上手に活用


たとえば、対面のコミュニケーションでは「ITを活用したWebミーティング」の実施が基本です。Webカメラを使用したビデオ通話であれば、在宅雇用であっても相手の様子を確認しながらの意思疎通が行えるため、双方にメリットがあります。ただし、障害者の側にWebカメラへの抵抗がある場合は声のみでの通話、通話も難しい場合は最悪テキストチャットのみでやり取りを行うなど、特性に合わせた配慮・調整はある程度必要です。私の場合だと、通話自体は可能ですが、体調不良の原因になる事が多いため注意しています(社内のやり取りはともかく、電話を必要とする業務はまず不可能です)。 「働きたい意思」を企業戦力に!


一方、在宅雇用は業務の様子を直接確認できず、見えていないところで何が起きているか分かりません。本当に仕事をしているのかどうか、という不安もあるかと思います。しかし、在宅勤務を希望している障害者の中には「働きたい」という強い意思を持ちながら、自分が普通の仕事には就けない事を自覚し歯がゆい思いをしている方がいます(私がそうでした)。つまり、仕事に対するモチベーションそのものが低いということはないのです。寧ろ、職場の環境に馴染めず追い込まれてしまうケースも考えると、自宅という自分にとって最も都合の良い環境で体調を管理できる在宅勤務は、かえって積極的に仕事へ参加できるとさえ言えます。

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